2017/11/09

ビットコインキャッシュ(BCH)とは?特徴・購入方法・今後の将来性まで一挙紹介!

bitcoincashlogo

ビットコインキャッシュは、ビットコインのハードフォーク(分岐)により、2017年8月に誕生したばかりの新しい通貨です。2017年11月現在、時価総額は3位に位置しており、ビットコインと並び強い影響力を持つコインです。

◆目次
1.サトシの意図をくむ正統派、ビットコインキャッシュ
2.今後の将来性
3.現在価格・チャート
4.購入方法(取引所)
5.おすすめウォレット
6.関連銘柄

サトシの意図をくむ正統派、ビットコインキャッシュ

ビットコインキャッシュは、主にビットコインの抱えるスケーラビリティ問題(容量の不足)を解決することを目的としたアップデートにより誕生した通貨です。通貨単位はBCH(またはBCC)。基本的にはビットコインと似た構造をしておりますが、1ブロックの容量が8MBになっているなどの特徴を備えています。

ビットコインキャッシュの特徴

  • 1ブロックのサイズが8MB
  • リプレイアタックに強い
  • 正統派ビットコイン

ビットコインキャッシュは、様々な政治的な思惑の中で、ビットコインをより良くしていこうという目的のために生まれた通貨です。そのため、決済スピードやセキュリティに対する強化が行われている点が特徴的ですね!2017年11月現在、合計4種類に分裂する可能性があると言われているビットコインですが、その中でも考案者のサトシナカモトが目指した原理に最も忠実な正統派ビットコインとも主張されています。果たして、そんなビットコインキャッシュが一体どのような特徴を持っているのか、解説していきましょう!

ビットコインキャッシュ誕生の秘密とは!?

ビットコインキャッシュは、ビットコインの問題を解決するために生まれた通貨だと説明しましたが、具体的にどういった問題があったのか、そしてビットコインとの違いは何なのか、ビットコインキャッシュの歴史と共に、解説していきます。

スケーラビリティ問題とは?

ビットコインキャッシュを理解するために、少しビットコインの仕組みについて触れておきましょう。物理的な通貨を持たないビットコインは、取引のデータをブロックに格納し、ブロックのデータがマイナーと呼ばれる人々によって承認されることで取引が成立します。このブロックの大きさは1MBと決まっており、またブロックは10分ごとに生成されるようになっています。

しかし、近年急速に取引データが増加したため、ブロックの生成が間に合わず、取引が承認されない、また手数料が高騰するというスケーラビリティ問題が発生していました。

取引の増加により、処理が進まない状況に・・↓

scalerbility

BIP91とsegwit2x

このスケーラビリティ問題を解決するために、コインのアップデートである提案書、BIP91が提示されました。(管理者がいないビットコインはBIPという提案書によって方向性が決定され、BIPの賛成によって、アップデートが実行される。BIP91とは、ビットコインを改善するための91番目の提案書
91bip
xbt参照
BIP91によって提案されたアップデートの内容は、

  • 取引データを圧縮して収納する
  • その後、ブロック自体のサイズを拡張する

という二つのアップデートであり、「segwit2x」と呼ばれています。『取引データを圧縮して収納する処理』は電子署名を保管する場所を改変するためsegwitsegregated witness=署名の分離)と呼ばれ、そして収納するブロックのサイズを2倍にするためx2、合わせてsegwit2xとなるわけですね!

開発者 VS マイナーの末に・・

こうして、segwitはスケーラビリティを解決する有力な手段として、ビットコインの開発を担っているBitcoin coreというコミュティを中心に支持されていました。ところが、この提案に反対する勢力がいました。それが、Bitcoin unlimitedと呼ばれる、ビットコインのマイニングを行っているマイナー達の団体です。

その中でも特に中心となったのが、ビットコインのマイニングの最大手企業、ビットメインのジハン・ウー氏です。ではなぜ反対するのかというと、ジハン・ウー氏率いるビットメイン社は、マイニングのためにASICBOOSTという特殊な回路を使い1000億円以上を稼いでいたわけですが、segwitがアップデートされると、このASICBOOSTが使えなくなってしまうのですね。

つまり、これまでマイニングのために行った設備投資が無駄になってしまうわけです。こうして、2017年7月18日にビットコインのハードフォーク(分岐)を宣言、segwitのアップデートではなく、ブロックサイズを8MBに拡張することでスケーラビリティ問題を解決する、ビットコインキャッシュが誕生したのです。

ちなみに、現在のビットコインのブロックサイズでは、秒/7件ほどのトランザクションが限界であり、Visaカードの秒/2000件と比べてもかなり低速であることがわかります。対して、ビットコインキャッシュは32MBまでハードフォークせずに拡張可能であり、秒/92件まで処理することが可能とされています。

今、再びビットコインキャッシュが注目を集めている!

こうして誕生したビットコインキャッシュですが、実はビットコインのハードフォークに向けて、今再び注目を集めています。2017年11月現在、ビットコイン、ビットコインキャッシュ、ビットコインゴールドの3種類が存在します。そして、BIP91の内容通り、segwit実装後、容量を2倍にするsegwit2xへのアップデートを控えた今、市場は混乱を極めています。

なぜなら、segwit2xはビットコインのブロックを分岐し、新しいコイン、B2Xを生み出すハードフォークを伴うものであり、さらに、新しいコインには、リプレイアタックという攻撃への対策がなされていないことがわかっているからです。
ビットコインの勢力図
bitcoin kihu
技術的な説明は省きますが、リプレイアタックが施されていないということは、ビットコインとB2xは”ブロックチェ-ンが交わってしまう可能性”がある、つまりどちらかのチェーンが吸収され、消えてしまう可能性があるのです。その点、ビットコインキャッシュは、リプレイワイプアウトプロテクション(Replay and Wipeout Protection)により、ビットコインと交わることはありません。このようなビットコインの混乱をさけるため、資金の避難先として高騰しています。

新しいトランザクションシグネチャ – 新しいSigHashタイプは、リプレイ保護、ハードウェアウォレットセキュリティの改善、および二次ハッシング問題の排除を提供します。

bitcoincashより引用

公式サイトには、SIGHASH_FORKIDというタグをつけることで、チェーンを区別し、またハードウォレット安全性を高める、二次ハッシュ攻撃への対策など、より高い安全性を保っていると書かれています。もしも、ビットコインとB2Xが互いに消滅したら、ビットコインキャッシュが新たなメインストリームとなる、そんなストーリーにも期待できるかもしれませんね!

ビットコインキャッシュこそ、ビットコイン!?

また、ビットコインキャッシュの支持者の中では、ビットコインキャッシュこそが、ビットコインの設計を忠実に守った正統なビットコインであるという主張もでています。

segwitが実装されたことで、ビットコインは、ブロックチェーンを通さない取引、いわゆるオフチェーンでの取引が可能になりました。また支払う手数料Replace-by-Feeを上乗せすることで、一度発生したトランザクションを変更可能になり、ブロックチェーンの考案者である、サトシナカモトが考案したブロックの不可逆性が失われている。ビットコインは、基本原理から外れ、本来の通貨としての役割を失いつつあるといわれているのですね。bitcoin.comを運営し、ビットコインの神様といわれるロジャー・ヴァー氏も、以下のように声明をだしています。

この記事ではそれぞれの’フォーク’の仕様の違いを比較し、なぜビットコインキャッシュがビットコイン原論文の理想に一番近いかを説明します。

ビットコインを定義する上で最も大切な多くのルールを削除し取引を可逆的にし(RBF)数学的にその安全性を保証するデジタル署名データを消去し”Segwit”と呼ばれるものと入れ替えました。このグループには「ビットコイン」という名前を正当に使用する資格がありません。「Segwitコア」と名乗るべきです。

さまざまなバージョンのビットコインを比較し、ビットコイン原論文と照らし合わせ、ビットコインは何年間もずっと電子「キャッシュ」システムとして利用されてきたという事実に基づき当ウェブサイトではビットコインキャッシュがビットコインの本来の原理に最も近いものとする立場を表明します。

この立場を主張する根拠はビットコインキャッシュが「ネットワークの規模が大きく成長していくように初めから意図された設計」を遵守していることに基づいています。Bitcoin UnlimitedチーフサイエンティストのPeterRizun氏は、2017年10月13日ギガブロックテストネット推進計画が世界初の1GBブロックの採掘と伝播に成功したと発表しました。このテスト結果からビットコインネットワークを拡張すれば伝統的なオンライン支払いで行われてるトランザクション処理と同等のレベル(1秒当たり10,000トランザクション以上、Visa平均3,000トランザクション/秒)で競合することは不可能では無い事が実証されました。

上記の理由に基づいてビットコインキャッシュが本来のビットコインに最も近く、他のすべてのSegwitコインはビットコインの根本的価値を大きく欠損した、ビットコインと呼ぶにはふさわしく無いコインであると結論付けます。

bitcoinkissより抜粋

スケーラビリティ問題は、ビットコインのコードに手を加えることなく、ブロックの拡張により対応可能であり、segwitは本来あるべき姿から外れている、というわけなのですね。実際にこれからのビットコインがどうなっていくのか、それは誰にもわからないことですが、ビットコインの伝統を守りたいという熱い思いが伝わってきますね!

ビットコインキャッシュもハードフォーク?

ハードフォークに揺れるビットコインですが、実はビットコインキャッシュも11月13日にハードフォークを控えています。といっても、こちらはコインが分裂するわけではなく、純粋なソフトウェアのアップデートによるためで、マイナーや開発者からも支持されているようです。

マイニングアルゴリズムをEDA→DAAへ

今回のハードフォークの目的は、マイニング難易度の調整です。ビットコインやビットコインキャッシュは、取引をネットワークの参加者が承認し、承認者に報酬を与える仕組みになっているとお伝えしましたね!

そして、ビットコインとキャッシュはともに、承認の権利を与える方法として、Pow(proof of work)=仕事量の証明と呼ばれる方法を採用しています。これはざっくりと説明すると、参加者全員で承認のための計算問題を解き、その中で最も早く計算式を解いた一人に報酬を与える方式です。

ただし、ブロックの生成時間は10分と決まっているので、逆にいえばそれまでには誰かが計算を解けるように計算の難易度=ディッフィカルティを調整しなくてはいけません。例えば、ビットコインであれば、約2週間となる2016ブロックごとにマイニングの難易度を調整するプログラムNDA(Normal Difficulty Agreement)が組まれているわけですが、ビットコインキャッシュにおいては、さらにこれに加えて、EDA(Emergency Difficulty Adjustment)と呼ばれるプログラムが組まれています。

EDAは、12時間に6ブロック以下の生成にとどまった場合は、計算難易度を20%下げる仕組みとなっています。ビットコインと比べ、時価総額が低く、マイナーにとって報酬が魅力的でなかったビットコインキャッシュは、マイニングの難易度を下げることで、マイナーを呼び込もうのしたのですね。

しかし、この縛りはかえってマイニングの不安定さを招いており(マイナーが意図的に難易度を調整したため)、これを解消するため、新たにDAA(Difficulty Adjustment Algorithms)というプログラムで難易度の調整をはかろうというのが、今回のハードフォークの目的です。

安定してマイニングされるBTCと比べて、難易度によって大きく差が出てしまっているBCH(ビットコインキャッシュ)↓

bcheda

fork.lolより引用

DAAへのアップデートは、ビットコインキャッシュを支持する人にとっては不利益がないハードフォークですので、円満におわるというのが大方の市況のようですね。

デメリットはないの!?

さて、これまで紹介してきたビットコインキャッシュですが、デメリットとして一番にあげられることは、実際に使える場所が圧倒的に少ないという点です。ビットコインの親戚でもあるビットコインキャッシュは、技術的にビットコインが使える場所で利用してもらうことは難しくないとは思われますが、そのシェアは比べ物にならないほど低いです。

真のビットコインであることを標榜していても、使われる場所がなければ、意味をなしません。また、もともとマイナーが支持者であるビットコインキャッシュは、ビットコインに比べて開発が進んでいないとも言われています。

そして、ビットコインと同様、ビットコインキャッシュも、政治的状況を大きく受けています。マイナー、開発者、取引所や利用者、そして他の3種類のビットコインの動向によっては、そのシェアを大きく失う可能性を秘めています。テクニカルだけでなく、複雑な政治的状況が大きく価格に影響を与えることは容易に予想できますので、しっかりと状況を見極めた投資が必要だといえるでしょう。

誕生から現在までの経緯

ビットコインキャッシュは、2017年の8月1日ビットコインよりハードフォークされ誕生しました。誕生当初の価格は、1BTH辺り3万円ほどで、マイニングも進んでいませんでしたが、その後8月には10万円を超え、取引高では、ビットコインを超えることもありました。

現在価格は7万円ほど、Bitcoin.comを立ち上げたロジャー・ヴァー氏やDCG(デジタルカレンシーグループ)のCEOであるバリーシル氏なども支持を表明し、今後の動向が注目されています。

概要まとめ

通貨名(通貨単位) ビットコインキャッシュ(BCH)
開発者/組織  ー/Bitcoin Unlimited
発行枚数上限  2100万枚
初値  –
アルゴリズム  proof of work
半減期  210,000ブロック毎
公開日  2017年8月1日
公式サイト  https://www.bitcoincash.org/
ホワイトペーパー  https://github.com/BitcoinUnlimited/BUIP/blob/master/065.mediawiki

ビットコインキャッシュの今後の将来性

ビットコインキャッシュの将来性についてですが、現在もBitcoin.comを立ち上げたロジャー・ヴァー氏、世界最大のマイニング企業Bitmain社のCEOジハン・ウー氏など、熱烈な支持者に支えられており、状況が変わればビットコインに変わるコインとして流通していくという可能性も十分にあるといえるでしょう。8月時点においては、ビットコインの取引高を上回った日もあります。

今後の動向を考える上で、コインの開発についてもそうですが、マイナーの動きが大きなカギを握ってくることくることになるでしょう。ビットコインとビットコインキャッシュは、1ブロックの生成時間がほとんど同じく約10分です。しかしマイニングで得られる報酬はビットコインの10分の1ほどしかありません。

必然的に、多くのマイナー達はビットコインのマイニングを行い、ビットコインキャッシュのマイニングには積極的ではありません。しかし、このままビットコインキャッシュの値段が上がり続け、もしも報酬が逆転すれば、それは一つの大きな転換点を迎える可能性があるといえます。

最近では、日本の大手金融会社、SBIホールディングスの北尾社長がマイニングに参加すると表明したことでも話題になりました。また、ビットコインのATMでもビットコインキャッシュの利用が始まるなど、実際の利用においてもじわじわとシェアは広がっているようです。ユーザーとしては、安心して便利に使える環境が整ってほしいと願うばかりですね!

ビットコインキャッシュの現在価格・チャート

TradingViewによる市場の相場※BCH/BTC=1あたりのBitcoin価格

購入方法(取引所)

ビットコインキャッシュは国内の取引所で購入できます。一番のお勧めは5分で登録完了、スマホからアプリで購入できる、コインチェックです。多少手数料はかかりますが、ボタン一つですぐに売買できます!

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ビットコインキャッシュのおすすめウォレット

ビットコインキャッシュのお勧めウォレットですが、bitocoin.comより、日本語対応のウォレットがでています!

なお、流れとしては一度ビットコイン用のウォレットを作ってからという流れになるので、注意しましょう。詳しい登録方法はこちらのサイトから確認できます。

ビットコインキャッシュの関連銘柄

※紹介記事のある通貨のみリンクあり

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著者情報

ジョジョ
ジョジョ

普段は未来が見えない占い師をしております。この度はご縁があって仮想通貨の記事の執筆をやらせていただくことになりました!文系なのでまったくわからないことばかりですが、儲けたい一心で書いてます!そのうち仮想通貨占いを実装予定ですので、よろしく!あ、あとパワーストーンオーシャンというサイトも運営してます!よろしくお願いします!

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