2018/01/13 2018/01/13
トレンドライン|仮想通貨の売買タイミングが分かるトレードテクニック
こんにちは、智蔵です。
今回の記事では仮想通貨のトレードをおこなう上でとても重要な「トレンドライン」について徹底解説します。
仮想通貨をトレードしている方でしたらきっと一度はトレンドラインという言葉を聞いたことがあると思います。また何となく「チャートに引く線のことだよね」ということまでは把握している方もいると思います。
トレンドラインを引けるようになると直感だけのトレードから「上昇トレンド中だからこのラインまでは価格が上がるだろう」という精度の高い予測に基づいたトレードに生まれ変わるはずです!
自分の大切なお金を投資するので、身につけておいて絶対に損はないテクニックです。
そこで今回はトレンドラインという言葉を初めて聞いた方でも1から分かるように丁寧に解説いたします!
売買タイミングが分かる!トレンドラインとは何か
トレンドラインを日本語にすると「傾向線、すう勢線」という意味になります。
数時間、数日の傾向ではなく、数週間、数ヶ月といったある程度「中長期に渡る商品価格の傾向がわかる線」と捉えてもらって大丈夫です。
つまりトレンドラインによって、今後の価格の流れが掴めるようになります。
それでは実際のチャートを見てみましょう。次の図は、2017年12月下旬~2018年1月上旬のビットコインのチャートです。
図①
図②
例えば図①の場合、12月27日から31日にかけて、右下へ下がるトレンドラインが描けます。価格が下がり続けているので、下降トレンドであることが分かります。一方、図②の場合、12月31日から1月8日にかけて、右上に上がるのラインが描け、価格が上がり続ける上昇トレンドである事が分かるのです。
この様に、トレンドラインを描くことによって、相場が上昇or下降どちらの方向に向かっているのか知ることができます。当然ですが、これは投資の判断をする際に非常に重要な指標となります。
それでは、そんなトレンドラインはどうやって作ればいいのか?
ここからは、トレンドラインの作り方と売買のポイントを説明していきます。
トレンドラインの引き方
トレンドラインの引き方は線を1本使うものから2、3本使うものまで複数ありますが、今回は初心者がすぐに使えるライン1本のものを説明します。
上値抵抗線を引くケース
上のようなチャートの時に描くのが上値抵抗線です。
これは「高値と高値を結んで引く直線」です。
価格が上がろうとしているのを、まるでこの線が止めている様に見えるので、抵抗線と呼ばれています。
この線は「下降トレンドのどのタイミングで買うか」の指標となります。
あくまで目安ですが、この上値抵抗線を抜けた時が「買い」のポイントとなります。
それまで抵抗線を超えなかった価格がそれを超えたということは、売買の流れが変わった、つまりトレンドが変わる可能性があります。
- まとめ
- 下降トレンドの時は高値同士を結んで上値抵抗線描く。ローソク足が上値抵抗線を超えたら買いのタイミング!
下値支持線を引くケース
上のようなチャートの時に描くのが下値支持線です。
こちらは上値抵抗線と反対に「安値と安値を結んで引く直線」です。
図を見てわかるように、チャートの底を支えている様に見えるので(安値同士をつないでいるので当たり前ですが)支持線という言い方をします。こちらは上昇トレンドの際に引いて、売りのポイントを見極める材料とします。
下の図を見て下さい。こちらも目安として、価格がこの下値支持線より下回った時が「売り」のポイントとなります。
商品の価格は需要と供給の関係で決まるので、ここまで「売りたい<買いたい」心理で支えられていた流れが、「売りたい>買いたい」のトレンドになり始めたと推測できます。
- まとめ
- 上昇トレンドの時は安値同士を結んで下値支持線を書く。ローソク足が下降支持線を下回ったら売りのポイント!
トレンドラインのパターン紹介
トレンドラインにはいくつかのパターンがあり、実はそのパターンを知っているだけで予測が立つ場面もあります。
ここでそのパターンを知り、売買ポイントの判断材料を増やしていきましょう!
少しレベルが上がるかもしれませんが「そんなのもあるんだー」くらいの気持ちでまずは用語だけでも押さえてもらえればと思います。
タブルトップ
ダブルトップは上昇トレンドで見られるパターンです。このパターンが見えたら、上昇トレンドの終わり、これから下降トレンドに入ることを示唆しています。トップは山の山頂の意味するので、「双子山に登ったら下山する(下降トレンドに入る)」と僕は覚えてます(笑)
ダブルボトム
一方、ダブルボトムはダブルトップと反対で、下降トレンド中に見られるパターンです。このパターンが見えた時は、下降トレンド終了を示唆します。ボトムは底という意味なので、「そこそこ上げる(上昇トレンドに入る)」的な感じで覚えてます。
トリプルトップとトリプルボトム
ダブルトップ・ダブルボトムの場合は山が2つですが、3つのパターンもあります。それをトリプルトップ・トリプルボトムといいます。見方はダブルと同じで、山が一つ増えただけです。
トリプルトップが上昇トレンドの途中で出現したら、上昇トレンド終了を示唆し、トリプルボトムが下降トレンドの途中で出現したら、下降トレンド終了を示唆します。難しければ、基本的には同じと考えて下さい。
トップとボトムの売買ポイント
ダブルトップやダブルボトムなどのラインを使う際、その売買ポイントを見極めるために「ネックライン」と呼ばれるものを確認します。
下の図の様に、ダブル(トリプル)トップの時はその山の底を、ダブル(トリプル)ボトムの時はその山頂を結んだ線のことを指します。
一般的には、このネックラインを超えた時が売買のポイントとなります。ダブルトップの時はネックラインを下回った時が売りのサイン、ダブルボトムの時はネックラインを上回った時が買いのサインとなります。
- まとめ
-
- ネックラインはトレンドの終わりを決める重要ライン、このラインを超えた時が売買のポイント!
- ダブル(トリプル)トップが見えたら上昇トレンドが終わるサイン、ネックラインを超えた所が売りのポイント!
【ゴロ:双子山 下山するから 売ろうかな】 - ダブル(トリプル)ボトムが見えたら下降トレンドが終わるサイン、ネックラインを超えたら所が買いのポイント
【ゴロ:2番底 そこそこ上がる? 買おうかな】
まずは挑戦してみよう!
初めてトレンドライン引く時は、自分が描いたものが正しいか判断つかないものです。安値同士や高値同士を結ぶと言いましたが、どの2点を結んだらいいのか迷うかもしれません。
なので、まずはたくさんラインを引いてみて下さい。頭でわかっていることと、感覚として身につくことには結構差があります。そして実践してみないと感覚は養われません。なので、実際に自分の手で沢山描いてみることをオススメします!
慣れてきたら時間足を決めよう
時間足とはチャートを1目盛辺りで表す時間位の単位です。この単位は自分で期間を変えることができます。1目盛りの期間を1分から1時間、1時間から1日へと変えてみる。そうすることで、同じチャートでも違った角度から分析することができます。
トレードには短期、中期、長期のものがあり、自分がどのくらいの期間で売買を行いたいかによって、表示させる時間足も変わってきます。最終的には個人の好みの問題ですが、ぜひ自分に合った時間足を探してみて下さい!
おわりに
以上、今回の記事では仮想通貨のトレードをおこなう上でとても重要な「トレンドライン」について徹底解説させていただきました。
トレンドラインを引けるようになると直感だけのトレードから予測に基づいたトレードに生まれ変わるはずです。
ただし今回紹介した手法も含めてテクニカル分析は必ず的中するわけではありません。あくまで投資の判断材料の1つですので、最終的な投資は自己責任となります。
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