2022/12/12 2022/12/24
GMOコインのやばい評判について解説!批判殺到のIEOとは?
GMOコインは国内仮想通貨取引所の中でも最大手といっても過言ではなく、「手数料」「サービス」といった面で優れてる事実があります。
しかしいざ仮想通貨取引を始めるとなると、その評判については不安になることもあります。
本記事ではGMOコインの評判・口コミについて解説します。
GMOコインとは
GMOコインは「GMOコイン株式会社」が運営する仮想通貨取引所です。GMOコイン株式会社はインターネット金融事業やインターネットインフラ事業を手がける「GMOインターネットグループ」に属しており、金融事業のノウハウを活かして強固なセキュリティを持っていることで評判です。
GMOコインの概要は以下の通りです。
取扱銘柄(2022年12月時点:全21種) | ビットコイン(BTC) イーサリアム(ETH) リップル(XRP) ダイ(DAI) ビットコインキャッシュ(BCH) ライトコイン(LTC) ネム(XEM) ステラルーメン(XLM) ベーシックアテンショントークン(BAT) オーエムジー(OMG) コスモス(ATOM) テゾス(XTZ) クアンタム(QTUM) エンジンコイン(ENJ) ポルカドット(DOT) シンボル(XYM) モナコイン(MONA) FCRコイン(FCR) チェーンリンク(LINK) メイカー(MKR) カルダノ(ADA) |
利用可能なサービス | 販売所 取引所 レバレッジ取引 暗号資産FX 貸暗号資産(レンディング) ステーキング 積立 NFTマーケットプレイスIEO |
GMOコイン独自の特徴は以下のようなものがあります。
- 手数料を払うだけでなくもらうことも可能
- ステーキングやレンディングで利益を出せる
- 仮想通貨取り扱い数が国内2位
- IEOを行っている
GMOコインはほとんどの手数料が無料な上に、場合によっては手数料をもらうことが可能です。具体的に解説すると取引所にてMakerで注文を出すと、約定されたときに約定された数量の0.01%か0.03%に当たる金額の手数料を受け取れます。
そのため手数料を抑えて仮想通貨を取引したいという人には向いている取引所でしょう。またステーキングやレンディングでも利益を生めます。
売買以外でもリターンを得られるので、売買には自信がないという人でも仮想通貨を有効活用できるでしょう。
またGMOコインは国内の仮想通貨取引所の中では珍しく、「IEO」を行っています。IEO(Initial Exchange Offering)とは仮想通貨を発行する団体が仮想通貨取引所を介して行う資金調達のことです。
仮想通貨を発行する企業にとっては、上場前に新しく発行した仮想通貨を先行販売することで、事業に必要な資金を調達できるメリットがあります。
またIEOに参加する投資家にとっては将来的に値上がりする可能性のある仮想通貨を上場前に投資できるメリットがあります。投資家・発行団体の双方にメリットがあるため、なおかつ案件も少ないためIEOは注目されています。
2022年12月現在、国内で行われたIEO案件は、2021年7月のコインチェックのパレットトークンと2022年5月に行われたGMOコインのFCRコインの2つだけです。そのためIEOに参加できる取引所は貴重といえるでしょう。
しかしGMOコインで行われたIEOは「最悪だった」「やばい」といった口コミが目立ち、批判が殺到しています。詳しくは下記の段落で解説しています。
GMOコインのIEOがやばいと言われる理由
GMOコインは2022年5月18日にIEOの抽選販売を実施しており、このIEOが批判殺到となっています。IEOの概要は以下の通りです。
仮想通貨名 | FCRコイン(FCR) |
発行団体 | 琉球フットボールクラブ |
販売枚数 | 4億5,000万枚 |
販売方式 | 抽選 |
販売価格 | 2.2円/FCR |
申込期間 | 2022年4月27日~5月18日 |
抽選日 | 2022年5月18日 |
上場日時 | 2022年5月18日16時30分~17時00分 |
FCRコインは日本プロサッカーリーグに所属する「FC琉球」が発行する仮想通貨で、FC琉球の選手・サポーター・クラブをつなぐ「FC RYUKYU SOCIO」で使用できる通貨です。無事上場には至っていますが、上場前後の対応が批判殺到の理由となっています。
- 上場前にFCRコインの1日あたりの取引数量の制限は設けられていなかった
- 上場直後に「1日あたりの取引数量は100万FCRまで」という条件が追加される
- 大量保有者は売却できない状況となり、批判が集まる
- 上場2時間後に取引数量が2,000万FCRまで引き上げらる
- 売却を急ぐ投資家の売りが殺到し、FCRコインの価値が暴落
上記のように条件を後付けされることにより、大口保有者は「売りたくても売れない状況」を作られてしまい、多くの投資家の損失を招く原因となってしまい批判が集まりました。
しかしこの批判を受けて、GMOコインはIEOの約1か月後に補填対応を行っています。補填対応の内容としては、IEO当日の18時に売り注文を出して売れなかった投資家に対して、売却注文時の価格で不足分を補うというものです。
IEO時の価格が2.2円に対して、2.5円の補填を受けている人もいたため、GMOコインの対応を評価する声も上がっています。
このようにGMOコインのIEOは批判が集まることになりましたが、のちに行われた補填対応によって批判は静まっています。
第二弾・第三弾のIEOが実施予定になっている
GMOコインでは2022年12月現在、第二弾・第三弾のIEOが実施予定になっています。実施予定となっている仮想通貨の概要は以下の通りです。
第二弾のIEO「PLMトークン」の概要
PLMトークンは「株式会社Light」という会社によって発行される仮想通貨です。株式会社Lightは次世代ライブ配信プラットフォーム「Palmu(パルム)」を提供するために2020年に設立されています。
PLMトークンを発行する目的は「資金調達」にあり、調達した資金でパルムの構築を進める予定です。
パルムは2022年7月からサービスを開始しており、アプリストアからダウンロード可能です。PLMトークンも同サービスで活用されているため、気になる人は利用してみてはいかがでしょうか。なおPLMトークンは2023年夏頃にIEOが実施される予定となっています。
第三弾のIEO「QYSコイン」の概要
QYSコインは「ビットファクトリー」という会社によって発行される仮想通貨です。ビットファクトリーは「駅メモ!」などの位置情報ゲームを手がけるモバイルファクトリーの子会社となっています。
QYEコインを発行する目的としては、「次世代のエンターテイメント市場の形成」にあります。従来のスマホゲームでは「課金して終わり」「飽きて辞めてしまったら何の価値も生まれない」という状況が発生します。しかしQYEコインを活用することで、財産として積み上げていけるシステムを構築する方針になっています。
またQYEコインのIEOで資金を集めることによって、自社で展開している「駅メモ!Our Rails」のユーザー拡大や、NFTプラットフォーム「ユニマ」のNFT企画の強化、SaaS事業における営業強化を行う予定となっています。
GMOコインを利用するメリット
GMOコインを利用するメリットは以下のようなものがあります。
全ての通貨でレンディングができる
仮想通貨のレンディングとは仮想通貨を貸し出して、その対価として報酬を受け取れる仕組みのことです。GMOコインでは「貸暗号資産」と呼称されており、取り扱っている全ての銘柄をレンディング可能となっています。
どの通貨も最大年率3%でレンディングでき、最短1カ月から貸し出せます。日本円に換算して10万円ほどから始められるので、トレードに自信がない人にレンディングの利用はおすすめです。
6つの通貨でステーキングができる
GMOコインは以下の仮想通貨のステーキングができます。
- テゾス(XTZ)
- シンボル(XYM)
- カルダノ(ADA)
- クアンタム(QTUM)
- ポルカドット(DOT)
- コスモス(ATOM)
ステーキングは特定の仮想通貨を保有して、ブロックチェーンの維持や承認に貢献し、その対価として報酬が受け取れる仕組みのことです。
GMOコインではステーキング対象の仮想通貨を保有するだけで、ステーキング報酬を受け取れます。上記の通貨を保有しているだけで、毎月10日に報酬が受け取ることができます。
500円から仮想通貨取引ができる
2022年12月現在ビットコインの価格は約233万円で、「なかなか買える金額ではない」と思ってしまいます。しかしGMOコインではそれぞれの通貨を数十円から数百円単位まで入手できます。
GMOコインの最低購入金額は以下のように決められています。
ビットコイン(BTC) | 0.00005 BTC |
イーサリアム(ETH) | 0.001 ETH |
ビットコインキャッシュ(BTH) | 0.002 BCH |
仮想通貨のレートによって上下しますがいずれも500円以下から購入可能です。
GMOコインを利用するデメリット
GMOコインを利用するメリットは多くありますが、反対にデメリットも存在します。デメリットは以下のようなものがあります。
最低出金額が1万円以上と高い
GMOコインは最低入金額が1,000円以下と低く手軽に始められますが、最低出金額は1万円以上と高めに設定されています。
出金したい金額が1万円未満の場合は、1度入金して1万円を上回らせる必要があるため、手間がかかります。
追証がある
GMOコインではレバレッジ取引が可能ですが、そのリスクについては理解しておかなければいけません。レバレッジ取引は資金に対して利益を伸ばせるメリットがある一方で、損失も同様に膨らむため「追証」が発生するリスクがあります。
追証は損失が証拠金の金額を上回ったときに発生するもので、一定時間内に追加証拠金を入れなければ強制的にロスカットが行われ損失が確定します。
そのためハイリスクハイリターンであることを理解して、レバレッジ取引を行いましょう。
リスクの高い局面で売買規制が入る可能性がある
GMOコインでは仮想通貨の価格が暴騰・暴落したときに売買規制が行われることがあります。
実際に、GMOコインは過去に相場が急騰して、買い取引を制限したことがあり、規制が入ると買い注文を入れられません。
そのため値上がりで利益を得るチャンスを逃してしまったり、売りポジションを持っているときに大きな損失になってしまったりします。GMOコインを利用するなら価格が暴騰・暴落してユーザーが集中するようなタイミングでの取引は避けたほうが安全です。
対策としてはサブの取引所に口座登録をする方法があります。GMOコインで売買規制が行われていても、他の取引所では取引できる場合があるからです。リスクを回避するためにメインの口座とは別でサブの口座を作っておきましょう。
GMOコインの良い評判・口コミ
GMOコインの良い評判は以下のようなものがあります。
あらゆる手数料が無料
GMOコインを利用する最大のメリットは手数料体系の優秀さにあり、ユーザーから高評価を受けています。GMOコインでは以下の手数料が無料となります。
- 日本円入金手数料
- 日本円出金手数料
- 仮想通貨入金手数料
- 仮想通貨出金手数料
- 口座開設手数料
- 取引手数料(取引所の現物取引を除く)
売買を重ねる投資家であれば、GMOコインで受ける恩恵はかなりのものとなるでしょう。
スマホアプリが見やすく使いやすい
スマホアプリで仮想通貨取引を行うのが主流となっていますが、GMOコインのスマホアプリは下記の画像のようになっています。
レートは「販売所・取引所現物・取引所レバ・暗号資産FX」とカテゴリ分けされており、すぐに切り替えられるようになっています。
チャート画面は上の画像のようになっており、縦画面ながら必要な情報が見やすく整理されています。描画モードや時間足の変更もワンタッチで行えるためかなり使いやすいです。
セキュリティ面が安心
GMOコインを運営している「GMOコイン株式会社」は、GMOインターネットグループに属しています。GMOインターネットグループはインターネット金融事業を手がけており、そのノウハウがGMOコインにも活かされています。
仮想通貨は現実の通貨よりもハッキングのリスクが高いため、取り扱う取引所のセキュリティ面は重要です。GMOコインはセキュリティに定評があるため、安心して仮想通貨を預けられます。
GMOコインの悪い評判・口コミ
GMOコインの悪い評判は以下のようなものがあります。
メンテナンスの頻度が高い
GMOコインは毎週水曜日の15〜16時に定期メンテナンスがあります。このメンテナンス中は入出金だけでなく、売買も行えなくなります。
そのためメンテナンス前からポジションを持っていて、メンテナンスに入ってしまうと、売買したくても利益確定や損切が行うことはできません。メンテナンス中も相場は変動しているので、思わぬ値動きによって大きな損失を受ける恐れがあり、大きな欠点となります。
お知らせメールが多い
GMOコインはサービスに登録したメールアドレス向けにお知らせメールが届くようになっており、それが多すぎて煩わしいと評判になっています。さらにメールの配信自体も止められないため嫌気が差しているユーザーもいます。
また数多く届くメールの中に重要な情報が紛れていることもあるため、「またGMOコインか」と思っていると見逃してしまうこともあります。
スプレッドが広い
GMOコインの販売所をメインで使用している人からは「スプレッドが広い」という批判の声が多くありました。
スプレッドは仮想通貨の種類や取引量、扱っている取引所などさまざまな条件によって決められているので、GMOコインのスプレッドは特に広いと断言できません。しかし条件によっては他の取引所よりも広くなることはあるでしょう。
スプレッドが狭い取引所で取引したい人には、DMMビットコインの利用がおすすめです。2022年10月時点のスプレッドが国内の主要取引所の中で一番狭いため、スプレッドの負担が少なくなります。
DMMビットコインのスプレッドについて下記の記事で詳しく解説しています。
GMOコインの評判まとめ
本記事で解説した内容をまとめると以下の通りになります。
- GMOコインは手数料を払うだけでなく、もらうことも可能
- 1回目のIEOは批判が殺到した
- ステーキングやレンディングで利益を出せる
- メンテナンス頻度が高く、取引できない時間が生まれる
- お知らせメールが多く煩わしい
- スプレッドが広くなることもある
GMOコインは提供されているサービスの種類が多く、手数料を抑えられるメリットがありますが、その一方でメンテナンスや売買規制によって取引できない時間が生まれるという大きなデメリットもあります。
GMOコインのデメリットを抑えるためにサブの取引所を登録しておくとリスクを抑えられるでしょう。GMOコインのデメリットを補完する取引所にはDMMビットコインがおすすめです。DMMビットコインはスプレッドが狭く、手数料が安いという特徴があります。
また新規口座開設で2,000円がもらえるキャンペーンも開催されているので、どの取引所をサブにしようか迷っている人は一度検討してください。
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